中庸・第一章
全ては天(神様)の命(めい)によって、命(いのち)が存在しています。
そのいのちを大切にし、自分の人生を全うする。
それを道(みち)と言います。
そして、その道を神様の道、まことの道を学び進むこと。
それを「教」と言います。
解伝師 慈親の話
中庸は、儒教の四書の中のひとつです。紀元前に書かれている書物です。
神様のことを学んでいくうえで、中庸という真理はとても重要です。
命は天(神様)よりお借りしているものです。
天命ってなんだろう?って悩んでいる人も多いと思いますが、
命をお借りして、この世に性があること自体が天命なのです。
ですから、この世は素晴らしい、命と生かされていることに感謝できる人間になっていくことこそ、天命そのものだと私は、考えています。
最後に「教」と出てきますが、神道には、「経典」などがありません。
ということは、教えがないのと同じですので、宗教ではありません。
神道は、人が生きていく道だからです。
その道は、神様の道であり、惟神の道であり、まことの道です。
人は、ここに気づくために生きている。そこが天命ということになります。
それでは、これから、中庸を学んで実践していきましょう。